SSブログ

映画 『レッドクリフ』 壮大なスケールの、要はカンフー映画 [Movie]


レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]

レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
  • メディア: DVD




みなさまあけましておめでとうございまする。

さて。元旦に、ひとりで映画観て来ました。
田舎の巨大集合型映画館で、メジャーな作品ばかりの中から僕がチョイスしたのは、ちょっと話題になっていた『レッドクリフ』。

まあ僕こう見えて本を一冊書けるくらい三国志が好きなのですが、三国志を好きなヒトが観てはイケナイ映画(※)だと思って、封切り後もあえて無視を装っていたんですが、、
消去法でこれになりました。コーラとフライドポテトを買って、いざ「赤壁」へ!
結論から言うと、僕の(※)はズバリ的中でしたね。

これは三国志のワンシーンという設定を借りた、壮大なスケールのカンフー映画だと断言しまーす!

三国志マニアの視点でいうと15点くらいです。
歴史上の実在人物というのは、しかも三国志くらいポピュラーなエピソードの人物は、人それぞれ脳裏に描いているイメージがありますから、配役は難しいとは思うんです。
トニー・レオンにしろ金城武にしろチャン・チェンにしろ好きな役者ですし、劉備が「ただのコ汚いおっさんやん」という以外は、まあ納得です。
ただ、、
周瑜のような大軍の指揮官が、自ら軍配を剣に持ち替えて敵に斬り込むとは何事だ!! ありえないわけです。
軍vs軍を圧倒的規模で描写しつつ、個vs個の見せ場を作らなければ娯楽映画として成立しないのはワカリますけどね。

つまり、リアリティを放棄し、美男美女の恋と友情で彩った歴史アクション(カンフー)映画なんですね。
その視点からすると、55点くらいですね。とにかくすごいんだから、なんというか、スケールが。
そういう意味では、ま、そこそこ楽しめました。

ただはっきりと気に入らなかったのは、物語がおもいきり勧善懲悪になっている点ですかね。
曹操という三国志中もっとも奥行き、厚みがあるとされる人物が、単なるスケベ大名扱いですからね。
・・・まあそこも、結局三国志マニアの視点になるのか、、いや、違うな、、勧善懲悪は物語というものを単純きわまりないものにしてしまいます。

なんにせよコレ、2部作です。
前編はもう完全にネタふりですので、完結編も観に行くことになると思います、、

って、結末を明確に知りながら観に行く映画作品というのも、珍しいですね。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

レッドシジア

三国志を無視したとして、カンフー映画的にとか俳優の演技的には面白かった?
by レッドシジア (2009-01-07 23:55) 

astro

おー、黄色いバッグ君。

歴史アクション映画としては、だから、55点です。
俳優の演技、、、
マジレスしますけど、結局キャラクターの役割がすでに決まっているし、物語を動かす駒として配置されているので、人物に奥行きもないし、演技に与えられる自由度も少ないと思うよ。
カッコイイけどね。


by astro (2009-01-08 10:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。